コラム

美の原点 京都                     2013.11.27      事務局

 秋の深まった11月天候の様子を見ながら京都を訪れてみました。
京都は以前何度も訪れましたがこの時期は初めてでした。
 京都の紅葉は北の三千院周辺、南禅寺や清水寺のある東山、嵐山や嵯峨野、他にも寺院や神社の多くの庭が錦に染まります。
特に東山は南禅寺周辺の天授庵、南禅院、永観堂が素晴らしく、嵐山は天龍寺や宝厳院の庭園、嵯峨野は祇王寺、常寂光寺、二尊院、あだし野の念仏寺などは色とりどりのもみじが美しいコントラストを見せてくれました。 日本でこのようなところは京都以外に見つけることができません。
 
 このあたりを散歩するきいつもは庭ではなく仏像や建物や宝物などを見ますが、この時期、京都のもみじは苔の緑を敷いて赤やピンクや茶色、紅葉前のうす緑、黄色などで飾り立てられ木漏れ日に時折金色に見えたりする美しさです。  今回はもみじにすっかり見とれてしまいました。  また嵯峨野で食べた湯豆腐は上品なだしが効いて美味しくゆずの香りがして正に京の味。 京都を目と舌でじっくり味わうことができました。 

 最近は年のせいか日常生活の中で感動することが少なくなりましたが、もみじの庭園を歩き木の下から360度眺めるとえも言われぬ感動を感じてしまいました。
京都の人たちは毎年この感動を感じて長年心の中に蓄積され西陣などの和服の柄や日本画をはじめとする絵画や襖絵などに活かされ日常の生活と溶け合っているのではないかと思います。
この感性は京都しいては日本人の心になっているのではないかと思う今日このごろです。
  京都の秋は豪華絢爛  




南禅寺 南禅院庭園


南禅院  織り成す色彩が見事


南禅寺


永観堂


永観堂


永観堂 木漏れ日が銀杏の落ち葉に映る


清水寺の夜間照明


寳厳院 苔の緑ともみじの赤が美しい


寳厳院 庭のレイアウトともみじが最高


天龍寺 織り成すもみじ


常寂光寺 黄色が木漏れ日にあたり金色に見える


祇王寺の庭 苔の上に落ちるもみじが見所


あだし野念仏寺 もみじの色合いが素晴らしい

 

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