コラム
日本BTAフライトシュミレータ試乗記
2004.02.21
リバーサイドエアロクラブ会長 廣田正純
河原くんからのメールからこの興奮が始まりました。
シュミレーターによる訓練は5、6年前に30時間程やったことがあり、その時の機械と今の機械の違いがどのようなものか知りたく参加しました。
単発セスナの座席が左右前後約35度程傾く機械でのアクロバットは実践での興奮そのままを体験でき、これを使う事で安全飛行の訓練が十分できるのではないかと思はれるほどです。
特に音や振動、それと大画面の3つの相乗効果により実機での訓練とまちがえるほどです。
ストール時の微妙な振動、ストール音、大画面での視覚からの情報など’はまる’ことまちがいなしです。
また双発による計器訓練も片肺による訓練もでき画面を消し雲中飛行もリアルに体験できました。
最後に777の操縦を体験しましたが、小型機と違い反応がゆっくりでしかも一度それると戻すのが大変であり、持っているジェットのすごいパワーとの関係を分からないまま終わってしまったのが残念でした。
この日体験したことをまとめますと、アクロバットやエマージェンシーなどは画面が大きく座席が動く機械がベストですが、計器の訓練は座席が固定した方が自分の感覚を消し去り計器に集中できるのではないかと思いました。
最後にこのような機会を作ってくれた河原君や関係者にお礼を申し上げます。