猛暑を逃れクロスカントリーto東北・北海道         20010.9.13   園田時馬



9月3日から5日にかけて東北、北海道へクロカンに行ってきました 
 関東の猛暑から逃れるべく、また台風7号を追いかけるように北へ向けてひたすら飛びました。
第1レグ竜ヶ崎〜花巻を園田、2レグ目花巻〜帯広を河合さん、3レグ目帯広〜たきかわスカイパーク園田、4レグ目たきかわSP〜函館、引き続き日没を待って青森までナイトを河合さん、5レグ目青森〜庄内を園田、6レグ目の庄内〜竜ヶ崎を河合さんでのスケジュールです。
 いつもクロカンでは我儘を言ってしまい皆さんにご迷惑をお掛けしていますが今回も河合さんにすっかりお世話になってしまいました。
津軽海峡を東へ移動中の台風7号の通過待ちの為、時間に余裕もあったことで花巻ステイ。宮澤賢治記念館を見学でき山猫に迎えてもらえました。
 翌日北海道での気温は20度。二日目は実に快適でした。グライダーが飛びかう草原の爽快さ等々しばし猛暑も忘れることができました。
 三日目の帰路、磐梯山の景観に感嘆し、日光連山の雲に見ほれているのもつかの間、那須VORあたりで河合さんはIFRをキャンセルし、高度を9000ftから3000ftへ下げていきます。雲の下へ出ると途端に機体の床から熱気が立ち上がってくるようで、背中にどっと汗が噴き出してきます。これからまた猛暑の中へ帰って行くんだと思うとそれまでの爽快感はどこかへ。河合さんも汗をにじませながら気合を入れてホームグランドの竜ヶ崎へ舞い降りていきます・・・・。

IFRフライトを右席から
今回は、河合さんのIFRフライトの実務を右席で見ることができました。二日目、札幌コントロールにベクタリングされ雲中降下から牧場の広がるいかにも北海道らしい帯広空港へのアプローチ、函館ではオフセットされたアプローチの仕方、さらに函館から青森へのナイトフライも右席から見る。津軽海峡の日没や青森空港のアプローチライト群の綺麗さなど感激してしまいました。

 たきかわSPでは全国からグライダーが集まっているとの事でひっきりなしにロバンでのグライダーけん引離陸が行われていました。(大利根ではカブで行われているようですが)グライダーの離着陸は興味深く、着地の際に大きくフレアーしたり、パイロットも落下傘を背負い、狭いコクピットに一人でいてまるでアニメのシーンのようで実にかっこ良くて、間近に楽しく見ることができました。(千田さんの場外離着陸場申請の賜物です。感謝いたします。)

庄内でシュミレートILSアプローチ
 庄内では河合さんに無理を言ってシュミレートILSRW09アプローチのインストラクションをしていただきました。(ヴィジイ最高、ウィンドカームの中、ノーフードでラジオも河合さんにおまかせ、指示通りの操作のみ行う)。以前福島で草房さんにシュミレートILSアプローチをフード初体験させていただきましたが何が何やらさっぱりできませんでした。今回はノーフード。視界はばっちり。練習にもならなかったかもしれませんがそれでも雰囲気を味わうことができて大変良かったです(当たり前かも?)。ともあれ事前にチャートでやり方を指示していただき、ハイステーション進入前からアルチやコースバーに注意していきました。


 また普段のクロカンでは飛行場のみで、とんぼ帰りが中心ですが、前回の南紀クロカンに続いて今回も現地の見所(宮沢賢治記念館、五所川原では津軽鉄道駅舎など。)や帯広名物のホエ-豚丼など美味しいものも忘れずに頂いてきました。

 このクロカンも楽しく、中身も濃く大変勉強になりましたが遊覧気分の私と対照的に河合さんにはお忙しい中を種々調整していただき大変ありがとうございました。ハードなフライトとなってしまい申し訳ないことだと思っています。
三日間にわたり無事東北、北海道クロカンを楽しむことができました事、皆さんにこの場をお借りしてお礼申し上げる次第です。


帯広へ飛行中の河合さん

帯広空港のアプローチ
津軽海峡の日没
函館空港で





ページトップへ

 

© COPYRIGHT 2006 ALL RIGHTS RESERVED RIVERSIDE AERO CLUB