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コラム
フライトシムの世界B 2000.1.23 高橋 英造
ついに21世紀になってしまった。予想通り昨年マイクロソフトもついにOS部門と一般ソフト部門に分割されビル・ゲイツもPS2に対抗すべくゲーム機部門に乗り出してきた。また新世代携帯端末の発表や光通信網などでコンピューター業界も激動の時代を迎えている。
フライトシミュレーションはフライトアンリミテッドVが発売されたUの次期バージョンだけあってシアトルを中心とした景色の表現は最高だ。またUと連動させることが出来てフライトエリアも広がったしジェットも飛ばせるので快適である。
またFly!という1.6ギガもあるソフトが登場してきてハードデスクがすぐにいっぱいになってしまった。Fly!はロスアンゼルス周辺の景色がすばらしくわれわれが行ったリバーサイド空港周辺が細かく表現され懐かしさもあってたまに遊覧飛行をしている。
戦闘機ものではUSAFというジェット機のソフトが発売された、これはアメリカ空軍の戦闘機が登場するもので練習空域であるラスベガスやグランドキャニオンの景色が木の一本までとてもよく表現されている。 また空中給油もできるがやってみるとかなり難しい。
ジェットものでは以前より操縦のリアリティの評判の高かったFalcon4.0を購入したが、これはF16の朝鮮半島ミッションで操縦が実機に沿って作られているため操作が難しい。景色はきれいで北朝鮮のピョンヤンなども良く表されている。またキャノピーの裏側に計器盤が写るのも本物みたいである。このようなソフトで訓練されては北朝鮮もたまったものではないだろう。南北和解合意が出来てさらに和解が進みこのソフトが必要なくなることを望みます。
マイクロソフトからはコンバットFS2000が発売された。これは太平洋戦争の日本対アメリカの戦闘ものである。戦後55年を過ぎ太平洋の死闘がFSゲームになってしまったとは感慨深いものがある。
昨年マイクロソフトのfight simulater 2000が発売された1万3000円と他のソフトに比べ割高だ。
これも今までアドオンソフトで売っていたものが殆んど入ってしまっているので追加の他のソフトを買う必要が無くなった。そのためこのシミュレーター業界にかつての活気が無くなって一時のブーム消えてしまっている。 どこのFSのソフト売り場も縮小され昨年の暮れにはFSの専門店であるインターセプトが直売の店を閉めてしまったのはさびしいことである。
このようにフライトシミュレーターは景色のきれいさや操縦性能では殆んど開発し尽くされた感はあるがこれからコンピューターの速度、容量が発展すると音声認識をもったシミュレーターがいつ発売されるかがこれからのお楽しみである。それまでにもう少し英語の発音を練習しないと飛べなくなってしまうかも知れない。未来も楽ではなさそうである。
さて、どんなソフトが出てくるか、お楽しみといったところでしょうか。
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