コラム

月山スキー              2007.4.13     高橋 



右手高いのが月山、左奥白い山が姥が岳、リフトは真ん中の木のある尾根の向こう側にある



  桜が散り始め日々の暖かさが増すこの頃、さてスキーでも片付けようかと思っていたら元気なスキー仲間から月山の春スキーに誘われ、断りきれず行くことになってしまいました。
 山形県月山はロングクロカンフライトで何度か通過しているのですがいつも雲が出ていて見えずじまい、それならスキーで一度地上から見学との思いもありました。 

 月山スキー場は日本でも一番の豪雪地帯4月でも3〜5mの雪があり他のスキー場より遅く4月10日のオープンで7月末まで滑れます。 最盛期は5月の連休から6月、7月は学生たちのスキー部の合宿で賑わうようです。 また、月山、湯殿山などへの山スキーのツアーコースもあり賑わっています。 しかしリフトは一基しかなくすこぶる連携も悪くスキーを担いで歩かねばなりません。 

 10日早朝出発、山形自動車道で月山インターまで休憩も入れて5時間位で到着、月山も便利になりました。  ところがリフト乗り場がある姥沢まで行くと小雨模様。 携帯でレーダーを見ると大雨予想、雨の中では滑りたくないと昼ごろ旅館に到着、温泉に入りのんびりしました。

 翌日11日は朝から晴天、駐車場に車を止めてリフトまでスキーを背負って20分の登山、運動不足の身には堪えます。 そこからはかなり長いペアリフトで真っ白なリフト上駅に到着、右手に月山1984m、左に姥ケ岳のなだらかな白い丘が眼前に広がりました。 ゲレンデは姥ケ岳の山麓に沿ってあり、スキーヤーはこの姥ケ岳の山頂を目指してスキーを背負って4〜50分かけて登り山頂から一気に滑り降ります。  若い人は日に2〜3回滑るようです。
我々も一回滑りましたが2回目の元気はありませんでした。 しかし雪の状態もよくパウダースノーではありませんが、まだシーズン初めのためバージンスノーを楽しく滑ることが出来ました。

 12日はリフトを数回滑ったあと姥沢からブナ林の中を滑るツアーコースに入りだれも滑っていない雪の中を道を間違えながら滑り降りました。 そしてまた車で姥沢まで戻りまたすべり、これを2回繰り返し幻想的な滑りを堪能できました。

 13日もツアーコースを滑るつもりでしたが雨模様であきらめて早めにスキー場を後にして福島県まで戻って有名な滝桜というしだれざくらを見学、ついでに鍾乳洞で有名な阿武隈洞も見学し帰途に着きました。

 春は三日の晴れ間なしとの格言通り3泊4日が3泊2日のスキーとなりました。 しかし、月山見学やスキーでの姥ケ岳登山、ブナ林のスキーツアーなど、また有名な滝桜見学、鍾乳洞見学など内容の濃いスキーとなりました。 今回初体験の山スキーにはまりそうです。
 スキーは飛行機操縦に必要な平行感覚の訓練には最適なようです。




5m近い積雪、リフトを掘り出しての営業



リフト上駅、奥が月山


姥ケ岳、スキーを担いで40分の直登になる                      


姥ケ岳山頂から一気の降下、スキーヤーにとっては至福の時




日焼け止めがないと顔が真っ赤になるほど日差しが強い







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