コラム

鳥も通わぬ八丈島


                       H16.1.25(日) RAC会長  廣田 正純  


  鳥も通わぬ八丈島、その島に本当に鳥がいないか確認のフライト?に行ってきました。30年ぶりと思っていましたが5年前に愛妻とダイビングをしに東海汽船できたことを思い出し少々ボケたかなと思いつつ、黒潮の中にそびえ立つ島を目指しました。
  
 朝8時30分龍ヶ崎に集合、廣田、高橋、菅沢、湯浅氏の4名がそろい八丈の気象を取ると、少々雨がぱらつきSC20,SC30,BK40とあまりよくないなと思いながら気象予報士の湯浅さんに聞くと、たぶんよくなるでしょうとの事ダメなら新島があるさと9時30分テイクオフ。
 私が機長席にコーパイ席には湯浅さんにATCと気象を取ってもらおうと座ってもらいました。
上空は思ったよりも風がなく安定していて30分で館山上空。

 太平洋上に出るとCuの雲がぽこぽこ現れ、少々暗くなって所々で雨が降っている様子がうかがえたので三宅島に直行、高度4500にした後フードをつけてのフライト。いつものように始めてからの4,5分は姿勢が安定しなくふらつく、10ケ月ぶりという事もあるが思った以上にふらつく、やはり2ケ月に1度くらい訓練しておいた方がいいな。
 風がだんだん強くなってくるのが感じられ、三宅島VORのコースをそれないように気をつける。湯浅さんより三宅島の噴煙は嗅ぎたくないとの事でコースを少々西よりに変え、10時45分に三宅島西2マイルほどの処に着く。

 噴煙は西の風に押されうねりながら東の方にでていてすごい! 海を見ると房総沖のときとは違い白波が立ち荒れている様子。船の数もめっきり減り、もしものことを考え前を見たり下の船を捜したり、そうこうしているうちに御蔵島上空に着く。
  前方に八丈島が見えるが海上は相変わらずの時化模様、漁船の姿が見えず海上に不時着してもタンカーは止まってくれないから、漁船を探したほうがいいよと先輩に教えられていたので島が目の前に見えてほっと一息。 風は30ノット、RW25からのファイナルは大いに揺らされベルトをしていなっかたら天井に頭をぶつけそう。 
  なんとか11時25分八丈島着。先に機長をやった者の特典で食事の時はビール付き、なんとも楽しいフライトでした。


  コーパイの湯浅さん、後ろでアドバイスをくれた高橋、菅沢さんどうもありがとうございます。島では赤いアロエの花が咲き乱れ本当にきれいでした。

 今度は一泊で来て見たいです。



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