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コラム
クロカン 知覧と靖国
2006.8.16 廣田 正純
この春に3度目の知覧を計画していましたが、機体の故障で8月に延び今回は高野さんと2人の参加ということで妻も知覧に連れて行きたく決行しました。
なおもう一人余裕があったので鹿児島出身の当社の美人スタッフ鶴屋さんも鹿児島まで乗って里帰りする事になりました。
途中のフライトは2人の女性に感想を書いてもらうことにしましたが、全般には台風からの湿気が太平洋沿岸を覆い視界が悪く、日本の美しい景色は半分ほどしか堪能できませんでした。
又種子島西方100kmの大和の沈没地点に献花をしたかったのですが、機体の整備時間が足りなくなりそうなので次回に延ばす事にしました。
最近イスラム教徒によるテロと特攻を同一視する論説が多く見当たりますが根本的に違うのではないかと考えます。昔の武士道に肉を切らせて骨を切る?という言葉があったと思いますが、同じ軍人同士が宣戦布告をして一定のルールに基ずいて行った行為であり(もちろん特攻を肯定するわけではないが)テロ行為とは同じことではない。
靖国よりも日本人や世界の人に知覧に行って手紙を読んでもらいたい。もう2度とこのような悲劇を起こしてはいけないと感じるはずです。手紙のなかに必ず靖国にいきますと書いてありますが本当は自分の愛する故郷に帰りたかったのではないかとふっと思ったりして、その当時のことを知らない私がこういうことを言うのは死者に失礼かな?
ホタルの映画や小説などからそう思います。私がこのように知覧に行くきっかけになったのは、今楽しみの為に飛行機に乗っている事の後ろめたさと又父より子どもの頃より戦争中のことを子守唄がわりに聞いていたからだと思う。
そんな戦場の話を毎日聞かされた年代の人たちもあと2,30年でいなくなってしまう。こうゆう場所にお金を使って永久に保存してもらいたい。
しかし何度九州に行ってもわくわくするな!この海の向こうは中国、もう少し足のある飛行機が手に入れば大陸に飛んで行きたい。その為に仕事に励みチャレンジしたい。
この機会をくれたクラブの皆様高野さんそして女房様ありがとうございます。
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