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コラム
運河クルーズ体験記 2004.04.25 伊藤誠
ボートで運河をクルーズするというのは、乗り物好きの僕にとってはたまらない魅力ある企画でした。去年の話を聞いて、面白そうだったので、今年は他の予定を全てキャンセルしてでも行こうと決めていたので、参加できて本当に良かった。楽しかったです。
予定よりも多い15隻が参加と、企画も盛り上がった様で、5隻ずつの3班に分かれて並んで航行します。コースは、まず横浜ベイサイドマリーナを出て、「風の塔」をかすめ多摩川へ。船長は河原さんです。この日は風があったせいでしょうか、結構、船が飛び跳ねます。以前に小さな船で参加した人は途中でリタイヤしたそうですが、わかります。これでは…。
多摩川に入るとさすがに静かで、羽田に離発着する飛行機を眺めながら、気持ちよくクルーズしていきます。天気もいいし最高の眺めです。どこかで船を止めて、1日中飛行機を眺めていても飽きないんじゃないかと思います。
昼食は羽田東急ホテルの桟橋に船をつけて、そのままホテルで食事。こういうのもいいものです。でも5隻もの船を横に並べて桟橋につけるというのはすごい技です。さすがにこれはマリーナの人でないとできません。きっと。羽田東急ホテルのレストンからの景色がまた素晴らしく、飛行機好きにはたまりません。広い空港の敷地が一望できて、離発着する飛行機や待機している飛行機が良く見えます。
食事がすんだら、京浜運河を通って山下公園近くまでクルーズ、ランドマークタワーをこの角度から眺めるというのは初めてです。ここですこし写真撮影タイムのあと、いよいよ私の一番、楽しみにしていた狭い水路です。海図にも載っていないような水路で、違法係留の船や水上生活者の家になっているような船、腐って船だかゴミだかわからなくなったオブジェ、上に張り出していたであろう小屋が川に落ちたものなど、いろいろなものが船の行く手を遮ります。河原さん、操船ご苦労様です。
船長の苦労をよそ目に、こちらはかなり楽しませていただきました。
通常のボートクルーズでは味わえないようなものをたくさん見ることができて最高の一日でした。また来年も参加したいと思います。今後も、このような企画があったら是非、誘ってください。
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