鹿部、東北クロカン報告
10月13,14日の連休に北海道、函館より少し先の鹿部飛行場に行ってきました。 メンバーは広田会長、ロングクロカンははじめての湯浅さんと事務局の3人、で快晴の竜ケ崎を9時15分出発、花巻空港に向かいました。 花巻で給油と食事の後、函館を目指します。途中に十和田湖に紅葉を見に行きました、このあたりの紅葉ももう少しのようです。 奥入瀬渓流を下に見ながら下北恐山に向かい上空を通過、大間崎から函館を目指して函館山もくっきりと見渡せました。 函館を過ぎ大沼公園で鹿部にコンタクト、ランウエー07に着陸です。 このランウエーは見渡し良いのですが手前に少し高い丘になっていてランウエーも前下がりになっているため着地が延びてしまい停止するのに苦労しました。 やはりはじめてきた人は錯覚するそうです。 今度行く時はオーバーランに気をつけましょう。
鹿部には広田さんの友達が待っていてくれて、大沼公園に車で行って見ました、そのあとこの辺で一番豪華な鹿部ロイヤルホテルに泊まりました。いつものクロカンは民宿が多かったので露天風呂付きホテルで最高です。
翌日は快晴、晴天の空に朝日が駒ケ岳が映えてカレンダーの写真のような景色、早速ホームページの看板写真を撮りました。 9時丁度に鹿部空港を出発、竜飛岬経由で秋田空港に向かいましたが竜飛岬のある本州に入るととたんに積雲系の雲が出始めせっかくの景色を遮ります。 岩木山も雲の中、そして八郎潟上空を通過、本当に広い干拓地です。 1時間半で秋田空港到着、給油して広田会長ははじめての庄内空港によることにしました。 途中に名山の鳥海山があります、秋田を出発したときはかなり雲が多かったのですが鳥海山に近づくと雲も無くなり雪で薄化粧した山頂が顔を覗かせました。 紅葉も山の中腹まで降りてきてすばらしい光景です。 そこから程なく庄内空港、ターミナルビルは連休のせいかいつに無い混み様。食事をゆっくりして、2時近く庄内空港をテイクオフし山形経由で竜ケ崎を目指します。 蔵王のお釜を覗いて神秘的な湖水の色を確認できました。
その後磐梯山を見学しながら福島空港周波数をモニターしていると福島空港からJA3607で鈴木会員一家が離陸する途中でした。我々が乗ったJA4063とどちらが竜ケ崎に着くか予想しましたが結局タッチの差で3607が早く着き負けてしました。
今回は1泊で北海道と強行軍でしたが長距離クロカンはじめての湯浅さんも満足した模様、やはりフライトの快感はロングフライトにあるようです。
廣田さんの感想コラム 湯浅さんの感想コラム
祝 佐藤勝美会員、橋本直子さん ご結婚
9月23日秋分の日、佐藤勝美会員の結婚式が田園調布の日本福音ルーテル田園調布教会で厳正静粛に挙行されました。 その後、銀座のレストランキハチにて披露宴が開かれました。
披露宴では来賓挨拶、乾杯のあと、ケーキ入刀、外国人歌手の迫力あるデユエットなどで大盛況となりお二人の各テーブルへの挨拶で盛んな声援があがりました。
お相手の橋本直子さんとは佐藤さんがアキレス腱の怪我で入院されたとき知り合われたそうです。 これぞ本当の怪我の功名では? 直子さんは以前家族バーベキューにもおいでになりました。 新婚旅行は26日よりハワイの予定。
お二人のこれからの新生活に幸多かれとお祈りいたします。 会員一同
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リノエアーレースリポート 河原千春
9月13日から17日の5日間でリノのエアレース見学に行ってきました。
今回、参加者はクラブ員の高橋さんと若松君、私と嫁の4人です。
エアレースは9月12日から15日の4日間ですが、見学は14日の準決勝と15日の決勝戦を観戦しました。
チケットはインターネットで指定席とピットパスを購入し、航空券とホテルを個別に手配しての旅行です。
実は某旅行会社が企画していたのでそのパッケージツアーに参加しようと思ったのですが、個別に手配すると約6割位の金額で行けることが分かり、全て自力での旅行となりました。
若松君は名古屋から成田乗継での参加です。
行きはJALでサンフランシスコ経由、ユナイテッド航空乗継でリノまで行きましたが、テロ1周年にもかかわらず国内線のユナイテッドは満席でした。
アトランティスリゾートというリノではカジノで有名なホテルに泊まり、翌日朝一番の7時発のシャトルバスでリノヒルトンホテルへ。
ヒルトンでレース会場行きのシャトルへ乗り換えていよいよレース会場に到着です。
レース会場へはイベント開始前の8時に到着、入場後にその足でピットパスの予約券をリストバンドになっているパスに変え、そのままピットエリアへ入りました。
ピットの中ではここそこでP51(ムスタング)中心にUnlimitedクラスの飛行機がエンジンの調整をしています。
順番に見ていくと、対戦機好ききはたまらないP51、P38、T−6やB25まで、よくこんなに集まったと思うくらいの飛行機が翼をならべています。
中にはメッサーシュミットなどかなりレアな戦闘機の姿も見受けられます。
ジェット機ではF16Fighting Falconやイーグル、トムキャット、ホーネット、クラブ会員の森田さんが現役時代に乗っていたF104Star Fighterも2機あります。
じっくり見ているといよいよレースがスタート、編隊を組んでレース場に飛来し、そのままレースに突入です。
レースは2枚翼のBiplaneクラス、スポーツ機のSportクラス、改造機Formula Oneクラス、T−6を使ったAT-6/SNJレース、JETを使ったJetクラス、そしてメインイベントのUnlimitedクラスと分かれています。
コースは見学席から見てランウエイ上から向こう側のオーバルコース、左側のピットから見学席を通り、右に抜けていく左周りのコースです。
それぞれのクラスで10機弱の飛行機が、抜きつ抜かれつの接戦を繰り広げて、まさに飛行機のF1とでも言いましょうか。
その他にもいろいろなイベントがあり、F16のアクロバットや編隊飛行による射撃ショー(これは地面にあらかじめ仕掛けておいた爆弾をタイミングで点火するものでしたが)、T−34によるアクロバットや対戦機のP38とP51に新鋭機のF16が編隊を組んでの展示飛行など、本当に盛りだくさんのイベントでした。
2日目も内容としては同じものでしたが、いろいろなグッズや絵などの販売、FAAやNASAのコーナーなどもあり、展示してある凄い数の飛行機やお店を見ているとイベントが見られないのでスケジュール的にはちょうどいい感じでした。
日本ではもう見られないであろうF104の展示飛行などもあり、やはりアメリカはスケールが違うなぁとつくづく思いました。
翌日、私と嫁は帰国ですが、高橋さんと若松君はあと5日間休みがあるのでロサンゼルスでレンタカーを借り、乗り継ぎに4時間ある私達のためマリーナデルレイとサンタモニカをドライブしてくれました。
彼らはその日ドジャースの試合を見学、翌日はヘリとセスナのフライトの予定ということで羨ましい限りです。
空港で別れを告げ、我々は早々にチェックイン、するとラッキーな事にエグゼクティブクラスのシートが空いているとの事で無償アップグレードしてくれました。
ゆっくり個人用ビデオを見ながらの11時間の旅は快適そのもので、締めくくりはうれしいおまけ付きの旅となりました。
丸2日間、休みなしにひっぱり回したにもかかわらず、ついてきてくれた嫁には感謝です。
今度行く時は途中で休めるよう、嫁さん用に折りたたみの携帯椅子を持っていこうと思います。
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ロスアンゼルスの休日
(ドジャース観戦)
16日、リノからロスアンゼルスに移動、ここで河原夫妻は日本に帰郷、若松さんと事務局はロスアンゼルスでフライトを楽しむことにしました。 二人の乗り換え時間があったのでマリーナデルレイ、サンタモニカを超スピードでドライブし空港に送り届けてからホテルにチェックインし少し休んでからドジャースの野球を見に行くことにしました。ちょうど野茂登板の日、勇んで出かけましたがドジャース球場の入り口を間違えダウンタウンをうろうろ、やっと一時間後駐車場に入りました。 試合は味方の満塁ホームランもあって7対6で15勝目を挙げました。
写真集
@サンタモニカ海岸
Aドジャースタジアム
B野茂
C観覧席
(ロングビーチ飛行訓練)
翌17日、若松さんが名古屋のスクールで手配してあったロングビーチ空港に出かけました。
空港南側にあるレインボーエアーの中に目的のパシフィックコーストヘリコプターがありました。全員日本人なので交渉が楽です。
若松さんはセスナ172で1.5時間ロングビーチ港とサンタカタリナ島の海上でエアーワーク、ヘリR22でロス市内フライト、事務局はセスナ172SP(新型セスナ180HP)で市内観光フライト、ロングビーチ空港からTCAに入らない1500フィートでロス市内を流れるロスアンゼルス川に沿って北上、ダウンタウンの高層ビル街を一周、昨日行ったドジャースタジアムを下に見ながらハリウッドへ、ハリウッドサインを遠めに見て3500フィートに上昇。 サンタモニカ空港上空からATC自己申告でトーレンス方面にロスアンゼルス空港上空を通過しました。 11年ぶりのロスフライトに大満足。
写真集
@ロングビーチ空港の若松さんインストラクター細見さん
Aロングビーチ名物クイーンメリー号と円形ドーム
Bロングビーチ空港
Cハリウッドサインが遠くに
Dマリーナデルレイ
Eロス空港上空3500フィート
(リバーサイド空港再見記)
18日はリバーサイドエアロクラブの名前の元になったリバーサイド空港の見学と、若松さんがアメリカらしいところを見たいと言うのでバーニング峠の発電風車を見に行くことにしました。
朝、トーレンス空港のロビンソン、ヘリ工場に寄ってからロングビーチを海岸ドライブしリバーサイドに向かいました。 11年ぶりのリバーサイド市内はほとんど変化はありませんでした。生徒が良くお昼に通ったハンバーガー屋ラッキーグリークに寄ってお昼を食べました。 そのころいた年配のご主人は引退されたらしく息子夫婦が頑張っていて。 お昼のスペシャルメニューはTax込みで4ドルと少しと1ドルほど上がっていました。
空港に行って見るとターミナルビルはそのままでしたが、レンタカー屋も無くなっていて閑散としていました。 パーフライトのあった駐機場には飛行機はほとんど見当たらず、教室のあった建物はそのままでエアロノーチカルユニバーシティの看板がありましたが人気はありません。休憩室ハンガーの建物はガススタンド、ペンキ屋になっていましたがこちらも人気はありませんでした。 多いときは日本人生徒50人位いたころの11年前を考えると寂しい限りでした。
仕方なく近くのフライトスクールに行ってみました。 若松さんとセスナ172に乗って見ようと思ったのですが152しかありません。 もう一軒、空港入り口そばにあったカリフォルニアヘリテックと言う日本人がいるスクールに行きました。 172はありませんでしたがR22のヘリが安かったので若松さんはもう一度R22に乗り、事務局は152にのることに。 いつも使っていたランウエー27からレークマシューズに向かいました。 夏が過ぎて湖の水は少し少なくなっていました。 11年で回りの民家が増えている感じがしました。 湖を一回りして引き返しタッチアンドゴーを4回ほど行いました。 ATCはタワーとグランドを一人で受け持つ様になっていましたので少しタイムラグがあってインストラクターに助けてもらいました。 離着陸機が大幅に減ったのでそうなったのかもしれません。 周辺の空域も変わっていました。 TCAはクラスB、ARSAはクラスC、チノ空港は3000メートル滑走路が一本増え3本に、レッドランドそばの軍用空港は廃止されサンべルナルドディーノインターナショナル空港になっていました。
リバーサイド空港では今からトレーニングすれば貸しきり状態、最短で免許が取れそうです。
写真集
@ベニスビーチの若松さん
Aリバーサイド、ハンバーガーショップ
B駐機場は閑散
Cガススタンドとタワーは変わらず
D元スクール、パーフライトの事務所
E休憩所のあった建物はペンキ屋さん
F訓練エリアのレークマシューズ
Gリバーサイド空港
(バーニングの風車とパームスプリングス観光)
時間も無くなったので早々にリバーサイドを後にしバーニングパスに向かいました。 夕刻になってしまいバーニングパスの風車が金色に光って見えました。
これからのクリーンエネルギーを考えると風力発電は有望です。 火力燃料が圧倒的に安いアメリカで果たしてペイするのか疑問はありますが11年で風車の数が減っていないところを見てうれしい思いがしました。
夕方になってしまったので少し足をのばしパームスプリングスに行きました。こちらまで来るとロスアンゼルスのスモッグはいつか無くなってクリーンな空気で視程が良くなりました。 街道沿いのホテルにチェックインし、食事に夜の街を散策。 ここは冬の避寒地でアメリカの金持ちの集まるところシーズンオフの今でも多くの人が歩いていました。
翌19日はパームスプリングスの観光をすることにしました。 早速インデアンキャニオンと言う温泉に行こうとしたら金土日のみのオープンで今日はクローズ、仕方なくパームスプリングス空港に行ってお昼を食べ、エアリアルタームという床の回転するケーブルカーに乗って裏山の頂上へ、2500メートル以上の山頂には雪が降るので水があり大木が多く生えていました。 視界は遮るものの無い100マイルビュー向かいの山やパームスプリングスの町並みが手に取るように横たわっていました。 明日は帰郷のため早めにホテルに戻ることにし10号フリーウエーを飛ばしました。3時間ほどでホテル到着。
写真集
@バーニング峠の発電風車
Aパームスプリングスはパーム(やしの木)だらけ
Bパームスプリングス大通り
Cエアリアルターム(床が回転する)
D頂上は木が多い
E頂上からのパームスプリングス市街
Fケーブルの谷
今回の旅行はアメリカ9.11の1年目の影響で各空港での警備は厳重で搭乗のたびに靴を脱がされてチェックされましたが、リノのエアーレース見学、ドジャース球場の野茂の野球観戦、ロス市内の操縦訓練、リバーサイド空港の操縦訓練、バーニング風車発電見学、パームスプリングス観光と8泊9日にしては内容の濃い旅行でした。 しかしながら計画していたハリウッドのトロピカーナ見学が昨年廃業していまい見に行くことが出来なかったことが一つ心残りではありました。
この旅行を企画した河原夫妻、同行した元会員の若松さんに感謝します。
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