トピックス  99年9月10月

10/25 秋田、庄内クロカン報告

10/1 広田会長双発免許取得

9/1新会員の訓練順調に進む

9/1夏休み九州四国フライト延期


*** 秋田、庄内クロカン報告

 9月23日、24日一泊の予定で秋田、庄内にいきました。23日朝10時過ぎ菅沢、高橋、大森氏の三人で竜ケ崎飛行場を後に太子、福島、山形経由秋田飛行場に向かいました。事前の気象予測では福島から南や西日本では快晴、しかしながら北日本では北海道に発達中の低気圧があって寒冷前線が南北に延び東に移動中、天候は回復に向かっているとの事でした。案の定太子を過ぎたころから雲が出始め福島を越えてから乱気流がひどくなって外気温が5−6度急に下がり機内が急に寒くなりました。どうやら寒冷前線の下に入ったようです。山形経由では山越えになって雲も多く厳しいので新潟経由に変更することにしました。所が猪苗代湖の上空ではなかなか前進しませんかなり強い西風があるようです。地上では15〜16ノットですが上空では25〜30ノット吹いているようです。結局50マイルの所で小一時間費やしました。日本海にでて見ると海岸線は荒波が押し寄せ幅広く真っ白になっていました。北西の風が強く以前進みません。しばらくして庄内空港上空です。庄内空港は庄内平野の真ん中にあって海に向かって延びています。回りはビニールハウスが一面覆いハウスの中の空港と言った感じです。 酒田市を過ぎると鳥海山がそびえていました。残念ながら雲があって頂上は少し見えただけでした。いよいよ秋田平野に入りました。秋田平野は真ん中に風光明媚な雄物川が蛇行し秋田空港はそのほとりの高台にあります。向かい風の中4時間近くかけやっとのことで空港に到着しました。空港に降りたとたんみんな「寒むーい」と声をあげました。北西の風が強く気温が13−4度で体感温度は10度以下です。
 空港には今年8月に入会された中村さんと友人が待っていてくれました。挨拶もそこそこに愛機を中村さんに引渡し、われわれはトイレに駆け込みました。そして1時間遅い昼食になりました。中村さんたちは田沢湖、秋田湖を巡り1時間弱でかえってきました。飛行機を係留の後中村さんに手配していただいた温泉に行きました。秋田市とは反対の方角で雄物川のほとりの自然豊かな温泉です。しばらく歓談した後、食事をしてから中村さんが市内までのみに行きませんかと戻ってきてくれましたが。日ごろの疲れがどっと出て飲みに行く元気がありません。中村さんすみませんでした。  温泉にゆっくり入るとみんな10時前に寝てしまいました。

 24日10時少し前、秋田空港を出発し有名な田沢湖を見に行くことにしました。天候にも恵まれ空の青さが湖の色に反映し回りの紅葉とマッチし大変美しい風景です。湖上空を旋回し昨日上空を通った庄内空港に向かいます。途中、鳥海山を昨日より近くに寄って見ることが出来ました。山は杉林が無く一面の紅葉していてとてもすばらしい名山です。まもなく庄内空港に到着し少し早い昼食をとりました。 庄内からは先ほどの天候の様子では山の上には少し雲があるもののおおむね晴天で視程も40km。昨日行けなかった山形経由としました。 山形までは途中、月山が見える予定でしたが残念ながら雲の中、その代わり蔵王の山並みはほとんど雲が無く火山湖のお釜が手に取るように見えました。何度かこのあたりに来ましたがいつも天候が悪くお釜を見たことはありませんでしたので大変感激しました。そこを過ぎると磐梯山の近くを通ります。近寄ってみると半分雲に隠れてはいましたが噴火後の荒荒しい山頂付近が確認できました。北側には松原湖、桧原湖、五色沼もきれいな姿を見せてくれました。磐梯山を見学し猪苗代湖に出るともう前方には山頂から少し蒸気を出している那須岳が見えています。物はついでとプランをAEISにコンタクトして変更し那須岳に向かいました。所がこのころになると庄内で取った早めの昼食が災いしトイレが近くなってきました。そのため上昇すると時間がかかるのでそばを通過するだけにして那須VORを目指し降下しながら速度を上げることにしました。関東平野に入ると風も無く晴天です。あとは飛行機の速度とトイレの我慢との葛藤でどうやら飛行機の速度が間に合ったようです。 庄内空港を出て2時間30分でした。 
  このたびクロカンは天候にも恵まれ途中の景色にも恵まれて有名な火山、湖めぐりのようでした。地上でいくと2〜3日かかる観光地を一日で見られるのは飛行機ではの醍醐味です。
 秋田でお世話いただいた中村さんに感謝いたします。

写真集(菅沢幹雄氏撮影)
@ 庄内空港 回りのビニールハウス日本海の荒波
A 鳥海山  頂上が少し見えました
B 庄内空港 ファイナル
C 庄内空港にて 菅沢氏と高橋氏
D 庄内空港にて 大森氏と高橋氏
E 月山方面の紅葉
F 蔵王のお釜 道路は渋滞中
G 磐梯山 半分しか見えません
H 那須岳 噴煙が少し見えます

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*** 広田会長双発資格取得

 我がリバーサイドエアロクラブの広田会長は9月にオーストラリアの東海岸ブリスベーンの北カランドラで10時間あまりの訓練の後、双発操縦資格をみごと取得されました。

詳しくはコラム欄で。


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*** 新会員の訓練順調に進む 
 7月に入会された伊藤さんは7月中の天候が悪く8月からの訓練となりましたが8月中にレベル1をクリアーされ9月からレベル2に進みます。
 8月に入会された大森さんは毎週と夏休みを利用され熱心に訓練をこなしレベル3の最後のひとつを残すだけとなっています。中村さんは国内飛行時間千時間を越えていますので特別な訓練はありませんが自宅で小型機のマニュアルと飛行手順を猛勉強中。
 3人の入会でがぜんやる気の出た佐藤さんはこの暑い中一日2フライトをこなすなど積極的に訓練されレベル2を終了、9月からいよいよレベル3に入ります。
 これまでの例を見るとレベル3の訓練終了まで4ヶ月から半年かかっていますが、このように訓練が順調に進んでいるのは8月に入り天候に恵まれていること、そして暑さにもめげない新会員の精神力ではではないでしょうか。少し涼しくなったら日帰りや一泊程度のクロカンを再開したいと計画しています。





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***  夏休み九州四国フライト延期
 
 
8月の20日から予定していた夏休み九州四国フライトは九州地方の天候不順のため延期することになりました。20日の当日は九州、紀伊半島付近に広い範囲に局地的な雨域があって九州までのフライトが難しいと判断したためで秋口の気候の安定したころもう一度計画しています。

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